おおきな木

おおきな木  シェル・シルヴァスタイン/作 村上春樹/訳

ひとりの少年と、いっぽんの木。
与え続けることが愛? 与えられたものを受け取り続けることが愛?
うーん、愛って欲しいけど、厄介なやつでもあるんだね。世界で読み継がれているロングセラーが、村上春樹さんの訳であらたに生まれ変わりました。
少年は木にのぼり、りんごをとり、葉っぱを集め、木とともだちでした。
ときは流れ、やがて少年は青年になり老人になり……。ふたりの関係にも変化が訪れます。
木と少年との物語と絵は、シンプルでありながら、読むたびに、そのときどきの読後感を残します。
年齢を越えて、おすすめしたい絵本です。